2018/10/18

百薬の長と言うけれど

仕事を終えて武蔵小金井の初訪問の店へ。

その名も『百薬の長』



コの字のカウンターだけの店内にも、健康の為に焼酎は3杯までというようなことが書かれています。
さすがに百の薬よりも酒だと店名に謳うだけのことはあります。
店内は撮影禁止。
もつ焼きひとつひとつの効能などが書かれた紙を披露したいところですが、隠し撮りなどもってのほかです。

かつて東伏見にあった名店『ホルモン』に酷似していると同行者は言います。

先日読んだ小説『北風』の中に、その今は無き東伏見ホルモンが何度も登場しています。
だから、その雰囲気を残すこの店に行ってみたかったということなのです。

まず客層が渋い。
向かい側のカウンターに並んだ人生の先輩たちの顔を見ていると、なんとなく様々な人生が見えてくるような気がします。
もつ焼きやおでんなどをつつきながら焼酎を煽ります。

うーん、沁みます。

こういう店に長居するのは禁物。
さくっと飲み食いしたところで会計をし、3人で店を出たところに、新たな3人がやってきました。
「あっ、丁度入れそうですね」
やってきた呑兵衛に、
「今、皆さんが来るんじゃないかって噂してたんですよ」
と呑兵衛として軽口の応酬。
ダメなもの同士、心が通い合うのを感じます。

2軒目に行ったのは『さち呼』


ここで飲みながら北風の筆者にサインをいただきます。
筆者Fさんのずっと後輩にあたる息子にプレゼントしたいと思ったので、ここへ来る前にもう1冊購入してきたのです。
宛名とご自身の名前と日付を書いてから、
「しばらく熟考に入ります」と言って黙ります。

数分後書いてくれたのが、この言葉でした。

「あんなに走ったのだから、こんなに飲むのだ」

呑兵衛の息子にいい贈り物をいただきました。



さち呼の刺し盛りは異常です。
これで1500円
掘っても掘っても刺身が出て来る感じです。





そして、とどめは阿佐ヶ谷の『バルト』

酒は百薬の長と言うけれど、過ぎたるは及ばざるが如しとも言いますね。

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2018/10/17

安定の鳥金

今夜は晩飯もないし、比較的近所で軽くやりますかってことで東伏見の『鳥金』へ。

この日もスタートはヘルシーに、やさいサラダ、ポテトサラダ、春雨明太子あえから。
まあすぐにアンヘルシーなことになっていくんですけどね。



準地元の焼き鳥屋。
なんというかなにを食べても安定しています。

駅の近くとは言え、繁華とは言い難い店にはどんどん客がやってきます。

学生、ちょっと離れた大きな会社の方であろう人たち、まさに近所の呑兵衛・・・
客層は雑多です。
まあ名店と言っていいでしょうね。

カウンターに座った人の会話を聞いていると、葉物がどうのこうの・・・
ああ、きっと農業従事者なんでしょう。

いいですね。
こういう店。

明日もちょっとだけ頑張ろうかなあというような気にさせてくれますね。

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2018/10/15

パスダミー

蔵王合宿最終日。

と、言っても1泊2日ですけどね。
飲み過ぎた頭を抱えて布団から立ち上がり、恒例の朝散歩へ。
寒い!
ついこの前まで暑かったのに、さして標高の高くない保養所付近でも、ウインドブレーカーくらいでは寒いと感じるほどの気候となってしまいました。





そろそろ忘年会、大掃除、夜警そしてお正月かあ・・・
そこまで考えちゃいけませんね。

朝食をいただき、またグラウンドへ。

グラウンドにラインを引き、ポールカバーなどを用意して、仙台からやってきてくれるYクラブを待ちます。

暫くそれぞれ練習をした後、アタックディフェンス練習を。
まあ試合形式の練習というんですかね。

相手チームに、ラグビーのオールドファンにはたまらない選手がいます。

新日鐵釜石の7連覇の時代、日本代表でも活躍したフルバックTさんです。

今でも巧い!
Tさんのパスダミーに振られる我がチーム。
でもTさんのパスダミーを目前で見られる幸せを感じていました。
そんなことを言っていてはいけませんね。
我がチームは、いつも集まって練習をしているであろうYクラブにやられつつ、時々とれてよかったねって感じのアタックディフェンスを終えました。

終了後、Tさんにお願いをして、一緒に写真を撮っていただきました。





その後、中庭でアフターマッチファンクション。



そんな様子をSNSにアップしたところ、若い頃、仙台に住んでいた我がクラブの後輩が、私と一緒に幼なじみが写っていると教えてくれたので、その方ともしばし歓談してパチリ。



ラグビーはあっちこっちに繋がります。

片づけを終えて、またみんなを乗せてバス運行です。

怪我しないでよかった。
大型免許を持っているのは私だけなので、運転できなくなったりしたら洒落にならないですもんね。

当たり前だけれど、帰路も300数十キロを独りで運転しました。

吉祥寺でマイクロバスを返し、クラブの同期3人で『北口いせや』へ。

3人で話したのは、
もし俺たちがラグビーに出会わなかったら、どんな人生だったんだろうなあということ。



この前まで暑かったのが、急に寒くなったことで、翌年の正月まで思いを馳せるおじさんは、やっぱり人生の終盤をどう生きるかみたいなところへ発想が行ってしまうんだよなあ・・・

2018年 K社蔵王合宿 完

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今年も私の故郷へ

朝6時過ぎにマイクロバスを運転し、ラグビー仲間が待つ新宿へ。



みんなを乗せて行くのは、私が生まれて初めてラグビーの試合をした場所。
そして、初めてトライをしたグラウンド。

宮城蔵王にある我がクラブの合宿所です。









今回は、いつもお世話になっているK社ラグビー部の合宿に混ぜてもらう形。
去年も書いていますが、うちのクラブのグラウンドから、車で10分ほどの場所にK社の保養所があるというところに、双方の深い縁を感じます。

グラウンドに到着し、すぐに練習開始。

いつも柴崎でやっている練習が主ですが、合宿らしく広いエリアを使ってのカウンターアタックや生タックルなどもやってカラダは少々痛めつけられます。

300キロ余り、バスを運転してきたというのに・・・

練習を終えて、そのままK社の保養所へ。





清潔なお風呂、美しく美味なる夕食、そしてゆったりと広いサロンで、いつ終わるとも知れない宴会。
楽しい。
ラグビー仲間と飲み且つ語らうのは本当に楽しい。



その席で、来年春に、かつてK社ラグビー部が遠征したカナダから、逆にこちらへ遠征をしてくる予定があるとの告知がありました。

そこで道楽者さんにも協力して欲しいことがあると依頼を受けました。

出来ることならなんでもしますよ。
なんたってK社の皆さんには、英国遠征に混ぜてもらったことだってあるんですから。
皆さんと知り合わなければ、あんな経験は出来なかったんですから。

カナダから来たみなさんをアテンドして観光している夢など見ることもなく爆睡。

そりゃそうです。
蔵王までバス運行して、ラグビーの練習をして、深酒したんですから。

合宿は続く・・・

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チレが喰いたい

突発的飲み会が好物である私としては珍しく、ずっと前に約束していた飲み会に行ってきました。

待ち合わせは、都立家政の『青角』
前にあった駅の南側から、名店との呼び声が高かった『弐ノ十』があった場所に移転しています。
ここは、いい店だと知っていながら、久しぶりの訪問でした。



待ち合わせの2人が着く前に、先ずはもつ焼き以外のヘルシーなものをオーダーし、2人を待ちます。



この前、感動しながら読んだ『北風』の中に、かつて東伏見にあった『ホルモン』が登場し、その中でしばしばチレをオーダーしている場面があったんです。
チレ、つまり脾臓。
ちょっとぐにゅっとした触感、いかにも栄養が詰まっていそうなもつ焼きの準レギュラー的な存在です。
読んでいて、これが喰いたくて仕方がなかった。



よって2人が到着する直前に、そのチレを注文しました。

やがてKさんと共に、そのKさんの読書師匠が登場しました。

気持ちよい秋風が吹く、屋外に張り出したテーブルで乾杯。
読書師匠は、そのチレにも感動した風もなく、さりげなく食し、そして、まるで仕事をこなすように飲みます。

読書師匠ということなので、やはり話題は好きな本のこと。

これが本のジャンルは多岐に渡り、そしてまた深い!
なんてことはなく、なんというのか、少し違う次元を生きているような方だとお見受けしました。

でも悪いと言っているわけではありませんよ。

なんというのか、眼の奥のそのまたずっと奥で何かを考えている感じの人でした。

翌日に長距離運転をせねばならない私は、珍しくちょっと早めにお開きとさせていただきました。

そうは言ってもそれなりの時間、3人でいろいろなことを語らいつつ飲みました。

別れ際、読書師匠は、
あまり話せなかったからまた・・・
みたいなことを言ってくださいました。

それなりに話したような気もしてはいたんですけどね。

でも、また3人で読書談義をしたいって師匠が言ってくれたのは、ありがたいことです。

はい、また、お願いします。

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2018/10/12

輪に巻き込んで

1万人の第九・中野クラスの練習も8回目。

フーガを一応やりきり、そろそろフィナーレも見えてきました。
今年初めて歌う人に話を聞くと、練習で涙が出そうになることがあるといようなことを言っています。
私も2年前はそうだったなあと、その頃のことを少し懐かしく思い出します。

でも逆に3回目ともなると、ああここはちゃんと音を伸ばしてなかったなとか、ここに休符があったのねなどと、細かく間違っていたことに気づいたりすることもあります。
これを人は成長と呼ぶのかもしれません。
そうでもないか。

先週の土曜に懇親会を終えたばかりなのに、本番前決起会の案内を配り始めました。
飲む話ばかりですね。中野クラス。

土曜日に100名を超える大人数でやったばかりなので、アフターの人数を掴みきれずにいました。
勢いで多くなるのか?
また、やったばかりだから今日はやめておこうということになるのか?

まあ、なんとかなるでしょ!
出たとこ勝負で行きましょう!

そう腹をくくってアフターに臨んだところ、おそらく、その二つの要因が絡み合った結果、いつもと同じような人数で収まるということになりました。

なんとかなるもんです。

行ったのは、連続してイタリアン『ピアンタ』
出来る女Eさんは、私を顔を見るなり、

「よかったあ、先週はバイトの娘にやってもらったんですけど、また来てくれたってことは悪くない対応が出来たってことですよね?」と。

「ええ、とってもよくしてくれましたよ。みんな喜んでました。でもEさんのホスピタリティの高い接客のレベルは本当に凄いからなあ・・・」
お世辞じゃない、本心から出た謝辞を、彼女は喜んでくれました。

アフターは和やかに進み、そろそろ閉店の時間です。
いつものように、みんなで歌いたいところですが、まだ一般のお客さんが2人残っています。
アフター担当としては、彼女たちの同意を得て、歌わせてもらおうかなあと思いつつも、いやな顔でもされたら、ここは静かに引き上げるしかないだろうなあと多少の覚悟も併せ持って、彼女たちの席に向かいました。

「お楽しみのところすみません。ちょっとみんなで1曲歌いたいんですけど構いませんか?」

「さっきから聞こえてくる話の内容が合唱なのかなあって言っていたんです。私たちもゴスペルやってて、もちろんいいですよ。歌ってください!」

「ありがとうございます。だったら、第九の有名なところですから一緒に歌いましょう!」

彼女たちを輪に入れてMの合唱。

楽しかったな。
そんなことがあったから、特別楽しかったな。



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2018/10/10

物忘れな秋

「今日会社に〇〇さんが来るから印鑑と口座番号が分かるもの出しておいて!」

朝、確かにそう言ったのに、それを預からずに出て来ちゃったよ。
まいったなあと思って、来るはずの〇〇さんに電話をしました。

「もうしわけない。うっかり印鑑忘れたんですけど、来る意味ある?後日にしてもらった方がいいのかな?」

「いや、説明が必要な部分もありますし、とりあえず伺います。ハンコはまた後日にでも・・・」

そんな電話を切ってから、念のためカバンを覗くと、入っているんです。

印鑑も通帳も。

えっ?全く覚えがない・・・

カバンに印鑑を入れたことを覚えていないのに、私は、前に観た映画『明日の記憶』を思い出していました。

くだらいことは思い出すんだよな・・・

あれは怖かったなあ。
客先に行こうと向かっている最中に、自分はどこへ何をしに行こうとしているのか分からなくなって・・・

アルコール性アルツハイマーかな?

そう言えば、前からとても気に入っていたブックカバーが1週間ほど前から見当たらないのです。
中には、しばらくぶりに読む椎名誠のエッセーが。
本は、また買えばいいけど、あのブックカバーはなあ・・・
手触りがとっても気に入っていたんですけどね・・・

まいったなあ・・・

大切にしていたのになあ…

でも、本当に大切にしていたら無くさなかったってことかあ…

と、思っていたら、ありました!
会社の車の後部座席に!

よかった。





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2018/10/09

名刹でフロイデ

仕事で川越に行った時に、今年も第九を歌うんですよね。
というと、意外な情報が入ってきました。

「喜多院でも第九あるよ」

えっ、川越のことは結構知っているつもりな私も、そんなこと知りませんでした。
お寺で聴くベートーベン、屋外、それも10月のいい気候・・・

行ったことないけど、きっといいに違いない!
そう思いました。



中野クラスのアフターで、告知しました。

「みんなで川越の名刹に行って第九を聴きませんか?」と。

現地直接の人が数名。
そして、ちょっと早めに行って軽く観光をする人も数名手が挙がりました。

本川越で集合し、小江戸蔵里、熊野神社、蔵造りの街、時の鐘、菓子屋横丁などを見て回り、いよいよ喜多院へ。



本堂正面の階段がステージとして設えられており、どうやら伴奏はエレクトーン2台のようです。

第九でソリストを務めるみなさんがそれぞれ小品を独唱。
それでけでいい感じになってきました。

その後、地元の小学生たちの合唱。
子どもの声が喜多院の境内に響きます。
じわっときます。



そして第九です。

エレクトーンってどうなんだろうって思っていたんですけど、意外に迫力もあり、200人余りの合唱に負けてませんでした。

静かな名刹に響き渡る第九。
その雰囲気も手伝って、とってもいい感じでした。
参加の皆さんも喜んでくれたようです。

我々は、今回の50倍の人数で歌うのです。
あらためて12月の本番が楽しみになってきました。

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