2017/11/17

割り箸のタクト

1万人の第九、中野クラスの12回の練習が終わりました。
今年も無欠席で完走することが出来ました。
指導のS先生、少しチカラの抜けた感じの先生の指導法が好きでした。
そしてピアノのK先生は、ウォーミングアップの時に、いつも素敵な曲を弾いて我々を楽しませてくれました。
最後だった昨日は、荘厳なアレンジのクライム・エブリ・マウンテン。
大好きなサウンドオブミュージックの曲で終われて幸せでした。



この日は、ゲストの『くるり』さんたちと歌う曲を少し練習しました。
バスパートは意外に難しい旋律です。
正直ちゃんと音がとりきれていない感じですが、本番までに自習しようと思っています。

最後のアフターは、先週と同じ『ももや』で。

太と離れた場所に座っていたところ、偶然にも後から参加してくれたS先生が隣に座ってくださいました。
飲みながらいろいろな話をさせていただきました。
先生は、一度普通の大学に進み、そこを中退してから芸大に入られたとのこと。
最初に入った大学で合唱団の指揮をしていたことが、今の指導に生きているというようなことを話してくださいました。
合点がいきました。
だから、先生の言葉は、音楽素人の私の胸に刺さるのだろうなあと。
そして、それは私ばかりではなく、有象無象が集う1万人の第九のようなものの指導者として、多くの人に受け入れられる言葉を発しているのだろうなあと。

先生には人間としての幅があるのです。
隣で飲んでいても、我が国芸術系最高峰の大学を出たバリトン歌手というようなとっつきにくさが無いのは、きっと先生自身の人生が紆余曲折にとんだものであったからでしょう。

大変お世話になったものの、幹事さんが妙にはしゃぐのを見て、
「こういう感じが、どうもついていけないんですよね」と小声で言うと、
「それは分かりますよ」と小声で。

いい人です。

貸切の部屋だったので、この日も第九のメジャーな部分、所謂Mの部分をみんなで歌いました。

先生は割り箸をタクトにして嬉しそうに指揮してくださいます。
プライドの高いだけの音楽家ならば、こんなところに来て、こんなことはしてくれないでしょう。

本当にいい方です。



中野での12回の練習が終わり、あとは佐渡練、そして大阪城ホールでの本番です。

ということは、暦は霜月から師走に向かっていくということですねえ。

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2017/11/16

未来は明るい

練馬の片田舎に住み、勤務先には歩いていける距離なのに、昨夜は家に戻らず駅へ直行。
西武線から東西線に乗り換えて、やっと着きましたよ、茅場町に。

物好きだねえ・・・

家がすぐそこなのに、わざわざ遠くまでいそいそ出かけていくのは、そこに楽しい仲間がいるからに他なりません。

毎週のように練習に混ぜてもらっているK社ラグビー部オールドボーイズの皆さんと、我がクラブのメンバーとの懇親会でした。




オトコばかりの武骨な飲み会なのに、本当に楽しいのいは、当たり前だけれど、みんなの底流にラグビー愛があるからなのでしょう。

行ったのは『日本橋フィールド K-50』
我がクラブが営んでいるラグビーバーです。





おじさんばっかりだと思っていた会に、K社の新入社員が2人参加してくれました。
これが嬉しかった。
2人は、聞けば旧帝大系の大学でラグビーをやっていたとのこと。
彼らが素晴らしかった。

つまみがなくなってきたなあと思ううと、さっと皿を入れ替えたり、他の人の飲み物がなくなって行く状況にも目配りを忘れません。
私の周囲には若いやつがあまりいないのですが、まさに今時の若者の中にあって、彼らの嗜みは優れていたなあ・・・

しかも、一言ずつ挨拶をしてくれましたが、これもいい。
若者らしく、しかしだからと言って出過ぎることもしない。
そして酒もガンガン飲む。

ゲームばっかりやっているとか草食系だとかなんだかんだ言われている現在の若者のなかに、こんな気持ちのいい連中がちゃんと存在していたんですね。

日本はまだまだ大丈夫ですね。



8人ほどで2次会へ流れました。
行ったのは、私が気に入っている立ち飲み屋『凪〇』
ここは、細巻きが安くて美味いんです。

そこにも若者は付き合ってくれました。

いい酒でした。
3分で帰れる家に、6時間ほどかけてやっと帰宅しましたとさ。

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2017/11/14

ゆれる錦秋

会社の大切な行事でお出かけしてきました。

行ったのは山梨県西山温泉。
南アルプスの懐に入っていった、山あいの温泉宿です。
ここを選んだのは私。
ここでの会議を企画するものの役得です。

月曜日、勝沼の『皆吉』でほうとう。
古民家をそのまま店にした、その雰囲気も、味も申し分なし!





ちょっとピークを過ぎてしまった感もありますが、甲州の山は秋に染まっています。
ドライブも気持ちがいい。

宿は、随分前に一度だけ行ったことのある『慶雲館』



まずはメインの会議。
係としては緊張もしますが、皆さんの協力のおかげでなんとか無事に終えることが出来ました。

慶雲館、
風呂も部屋も料理も申し分なし!
お部屋係の女性の笑顔も満点でした。





たっぷりお酒も料理もいただいて爆睡。
川の流れる音を聞きながらの睡眠もいいものです。

朝、宿から見えた吊り橋に独りで行ってみました。
怖い。


かつて、どこかの吊り橋でもへっぴり腰で渡って笑われたことがあったな。
でも山も川も美しい。



身延山に参拝してから本栖道のつづれおりの道を登っていくと、雨の日ならではの絶景が広がってくれていました。



天気が悪くても、旅に出れば何か楽しみは待っていてくれるものですね。

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ふらりバスで探索

江戸川で高校ラグビーを観ながら、この後のことを考えていました。

すると、私の心を見透かしたように「この後、時間ありますか?」とFさんから。
あります!あります!たっぷりあります。
「でも夜中に仕事していたんだから寝てないのでは?」
「このまま行けば大丈夫です」と。

西葛西は、いくら探してもいい店が見つからないということは、2人の意見が一致しています。
東西線かあ、でも日曜日は休みが多いし…

「じゃあバスに乗って縦方向に移動しませんか?」
私の案が採用され、ちょうど来た新小岩行きのバスに飛び乗りました。

「新小岩なら昼間でもいろいろありそうですよね?」
「でも船堀ってところが気になるなあ」と。

携帯で検索をしていると、これは悪くないのでは?と思える店を発見。

バスを降り、目指す店の前に立ちました。



うーむ、一見やらない。
でも一周回って悪くないということもあり得るのでは?

イマイチ乗らない顔の同行者を促し、勇気を出してドアを開けました。

これは…



棚にはおびただしい数の肴が並び、しかもどれも安い!
まだ3時過ぎだというのに、ボトルや1リットルのお茶を並べて酒盛りしているおじさんグループは幸せそうです。
働く人の数が多く、しかもみんな愛想がいい。

当たりです。



「道楽者さん、流石ですね!あんな短時間でここを見つけるなんて!」
「ただの偶然ですよ」
「ああ、今ここにいるのに、もう次にここへ来たいと思っているもんなあ」
Fさんの言葉は、いつも詩的です。

『船堀食堂 百味家』で気持ちよく昼酒を飲んだ我々は次の河岸を求めて、乗り馴れない都営地下鉄新宿線で西へと向かうのです。

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夢見る立ち蕎麦

日曜の朝は、二日酔いでした。
家を出た時から立ち食い蕎麦で、ピリッと立ち直ろうと思っていました。

西葛西の駅に着き、立ち食い蕎麦屋を求めてうろうろ。
いい出汁の香りに誘われて、私の行くべき場所を発見。わかめそばの食券を買い、混んでいるカウンターの端にスペースを見つけ、そこへ向かうと隣に知ったような背中が。
既知のスポーツライターFさんでした。
背中をポンと叩くと、驚いたような顔をして
「ここの蕎麦は美味いんですよね。立ち蕎麦マニアのMさんが絶賛してました。Mさんに聞いて来たんですか?」
「いいえ、導かれるように、ふらふらと迷い込みました。」
「昨夜は、オールブラックス対フランスの解説をやっていたんですけど、解説しながらずっとここに来たいと思ってました」

Fさん、飾らない、本当にいい人です。
テレビの解説しながら、頭の中は立ち食い蕎麦ですか。
笑わせていただきました。

それにしても、やしまのわかめ蕎麦、実に美味でした。

閑話休題

江戸川陸上競技場までFさんと連れ立って歩きました。この日は、花園の東京都予選決勝があったからです。
カードは、早実対目黒学院、そして久我山対東京です。
決勝なのに2試合?
そうです、東京都は2校が花園に行けるので、決勝は2試合なのです。

感動の試合を期待していました。
詳細については、他の方の報告を読んでいただくとして、結論から言えば、どちらのゲームも期待したようなゲームにはなりませんでした。

目黒学院は、誤解を恐れずに言えば、ルールギリギリの方法で使っていると言わざるを得ない留学生が6人もおり、そのアイランダーのパワーに早実は抗うことは出来ませんでした。


試合後、応援席に挨拶に来たメンバーは、まるで野戦病院から抜け出して来たかのように、みんなまともに歩けない状況でした。

久我山対東京は、久我山が勝ちましたが、かつてのように全国で久我山が輝くというのは厳しいのかもしれません。


年末まで時間があります。目黒も久我山も、大阪や福岡の代表と真っ向勝負出来るチームとなって欲しいと願っています。

それにしてもラグビーは残酷なゲームだなあとの思いを新たにさせられた日でありました。

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2017/11/13

ブレイクスルー

土曜日は上井草へ汗を流しに。

ビギナー及びレディースの練習です。
この日は、いつもの練習隊長が不在で、G軍曹が練習を見てくれました。
走れる若者もいます、私のようなおじさんもいれば、素人の女性だっているのです。
そんな雑多なメンバーを飽きさせない練習を次々に繰り出して来ます。
この人の頭の中には、どれだけの引き出しがあるのでしょう。
練習しながら嬉しくなってきます。

2対1の練習をしていると「ナイスパス!」などと時に声をかけてくれます。
これだけのことでもGさんに言われると嬉しいのです。

この日、久しぶりに練習に来たという私より少し若いくらいの女性にパスの仕方を指導しました。
そこから世間話になり、家の場所が近いことが分かり、彼女の娘さんは、うちの息子と同時期に中学のバスケットボール部に在籍していたことが判明。
あーあ、また繋がっちゃった。

反省会は、いつもの華味楼。
メンバーは、60代半ばのでんべえさんから、16歳の女子高生Sちゃんまで8人。

鬼軍曹Gさんの作ったクラブは、こんな素敵なメンバーで飲む機会を与えてくれます。

私の目の前には、そのSちゃんと韓国人留学生のUさんが並んでいます。
少しお酒の入ったおじさんは、2人にこのクラブの素晴らしさを説いたりしてしまいます。

例えば10年後、Sちゃんは医者となり、Uさんは研究者となっている。
どこかで2人がばったり会う。
そこで2人のチカラを合わせて何かを成す。
そんな草の根の付き合いが、イマイチいいとは言えない両国の間に風穴を開けるんだよ。

いいねえ…

2人は、ハイハイって感じでおじさんに冷ややかに付き合ってくれましたよ。

いいねえ…


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2017/11/10

城が垣間見えた

一万人の第九の練習も11回目。
つまり中野でやる練習はあと1回しかないということです。

この日も、お気に入りとなってしまった立ち飲み『鎌倉酒店』で1杯引っかけてからゼロホールへ向かいました。



前回、10回の出席を果たしたことで、この日、大阪城ホールに入る、そして合唱団員として席に着くチケットを手にすることが出来ました。
西の20列20番
よくわからないけれど、きっと指揮者の正面奥の方だということなのでしょう。



この日、真ん中の休憩の後に、本職はバリトン歌手であるS先生が2曲歌ってくれました。
シューベルトの『鱒』
そして、日本語の『よかった』という曲
私は、ちょっとチカラの抜けた指導のS先生が好きです。



練習はおさらいに入り、流していって、時に先生の気になるところを潰していくような段階に入ってきました。
フィナーレまで歌い上げ、ピアノの先生がラストまで弾ききってくれると中野クラス全員から大きな拍手が湧きあがります。

この時、大阪城ホールで第九を歌いあげ、一万数千人の拍手とブラボーの声が少し聴こえてきたような気持ちになりました。
12月3日、午後6時頃の感動が垣間見えたような気がしました。

この日のアフターは『ももや』という居酒屋。
20数人くらいで2階を借り切り。
よって周囲の人に気を遣うことなく騒ぎ歌えます。





飲みながら歌えるのはいいもんですね。

大阪行きまであと3週間。
先ずはやるべき仕事をきっちり片付けて、気持ちよく『歓喜の歌』を歌いあげたいと思います。

全ての人は兄弟となる。
難しいことですけどね。

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2017/11/09

いつくしみ

実は前日、表彰の後の独自の祝い酒をやっつけすぎてしまい、やっと夕方まで仕事をしたというような状況で帰宅するようなことになっていたのでした。

この日は、妻が不在で晩飯がありません。
でもとりあえず少し寝てから、なにかを喰いに出ることにしようと思い布団にもぐりこみました。

少しは寝たのかな。
そんな時に携帯が私を呼びます。

小学校からの同級生であり、東京仲間でもあるHからのLINEでした。

「今日は空いてますか?」

疲れていました。
躊躇すること数秒。

「空いているよ」

晩飯は東伏見の鳥金で喰うことになりました。

Hとは久しぶりの酒です。
こいつのFC東京への愛はぶれていません。
観戦仲間の多くは、来年のソシオ更新はどうしようか?
みたいなことを言っていますが、奴はダメな東京でもやっぱり好きなのでしょう。




その一本気に少し感心している時、となりのテーブルで酒を飲んでいる若者に目が行きました。

あっ、Mくんだ。

Mくんは、息子と大学のラグビー部に同期で入部した男です。
ポジションはトレーナー。
つまり選手ではなくスタッフとしてクラブを支える道を選んだのです。

こそっとMくんを隠し撮り。



その写真を、ラグビー部の写真を撮ってくれるKさん、いつも試合の速報をアップしてくれるYさんに送りました。

すかさずYさんから、「声をかけて差し入れしてあげて!」と。

友人と飲んでいるんだから邪魔してはいけないと思っていましたが、Yさんの言葉に背中を押されて声をかけてみました。

「Mくんだよね。」
「あっ、気づかずにすみません」
「元気?」
「はい、今はK大学のトレーナーをやっています」

僅かな差し入れにも彼は丁重な礼を言ってくれました。

いつも学生たちの写真を撮ってくれているKさんから、携帯に素敵な写真が届きました。

試合の相手であったK大学でトレーナーとして活躍しているMくんの写真でした。
Mくんにそれを見せると、とても喜んでくれました。

Kさんの写真には愛があります。
それは選手にばかりではなく、マネージャーやトレーナー、分析などのスタッフにも向けられています。
いや、そうではないかもしれないな。
彼女は、選手として晴れがましい舞台に立つことはないと分かっているのに、一生懸命チームの為に努力するスタッフにこそ慈しみを持ってファインダーを向けていると思えるのです。

でなければ、こんな写真は撮れないと思うんだよなあ・・・



疲れていましたが、出て行った甲斐があった夜でありました。

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2017/11/08

苦手なことを

暫く前に練馬区から連絡をいただきました。

あなたを表彰したいと。

結論から言えば、22年ほど消防団で活動してきたことに対する功労ということです。
表彰されたからと言って、これで消防団卒業ですということではありません。
仕事はなおも続きます。

区長から直接表彰状をいただきました。

素直にありがたいと思います。

でも正直に言えば偉い人に褒められたことが嬉しいということではありません。

私は無学無教養な上に、根気が無い人だと自覚しています。
本当にそうなんです。

そんな私が、本業以外のことを20年以上も続けてきたということを確認させてもらえたことがありがたいと思っているのです。

消防操法を訓練したり、地域の防災訓練のお手伝いをしたり、防火の広報をしたり、地元のお祭りの警戒にあたったり、歳末の夜警をしたり、時には火災現場に赴いたり・・・

そう言えば、拍子木を叩きながら街を歩いていたら、その音を聞きつけて、まだ幼かった娘と息子が「トミー!」と声をかけてくれたこともあったな。

尊敬できる地元の先輩たちと、まだまだ地道な活動をしていきたいと、思いを新たにした日となりました。
こつこつやっていきます。
本当に苦手なことですけどね。

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