文化の日
大変な一日でした。
宿直明けだというのに、一日中駆けずり回ってきました。
まずは家から石神井公園まで散歩。
いい気候です。半袖で気持ちの良い昼間のウォーキングでした。
息子の合唱コンクール。
別に行く気はありませんでした。
でも明けだからちょっとだけ顔を出してみようかなあ・・・というような気持ちでした。
ホールに入るとすぐに、3年生全員が課題曲である『大地讃頌』を歌いだしました。
なぜだかジーンとしてきました。
何度も書いていますが、私はガラにもなく高校時代合唱部に所属していました。
その時代に幾度となく唄った歌です。
息子たちのクラスの出来はよくなかったけれど、学校全体が比較的真面目なイイカンジなのだろうなあ・・・という感じを受けた行事でありました。
次は、池袋演芸場昼の部。
地下のホールに駆け込むと、ちょうど歌奴師匠の真打披露口上が行なわれているところでした。
末広亭の高座に間に合わないとあせっている志ん五師匠を敢えてじらして楽しんでいるところのようでした。
なんにしても披露口上はめでたくていいもんです。
そしてトリの歌奴師匠は『阿武松』。
能登から出てきた相撲取りの出世物語です。
死を覚悟してながら泊まった板橋宿の旦那に、心情を吐露する場面でやられました。
新真打とは思われない重厚な噺。
間違いなく大きくなる噺家さんでありましょう。
実は、この日はもう一つ落語会に誘われていたのです。
それまで時間があったので、神田司町『みますや』で軽くひっかけました。
久しぶりの訪問でしたが、やはり名店です。
ぬた、あげ茄子、おしんこで一杯。


神保町にある『東京古書会館』というところで『志の輔独演会』です。
ビッグネーム志の輔が3000円の入場料ということですから、なんか軽く流されちゃうのかなあ・・・と、思っていました。
それが、あなた、軽いどころか時間を遥かにオーバーしての大熱演でありました。
氏の作である、新作落語『バールのようなもの』で大笑いをし、
古典『壺算』で唸ってしまいました。
氏の出身である明治大学のお膝元だったからなのかどうだか知りませんが、なにしろ素晴らしい独演会でありました。
『KY』という言葉が昨今ちまたではよく使われておりますが、志の輔師匠はその真逆。
その日の、観客の質や雰囲気を見て見事に演じ分ける現代の名人ということなのでありましょう。
そして軽く反省会をして帰宅。
それにしても、我ながら一日でよくこれだけ巡ったものです。
11月3日になったわけではありませんが、文化に浸りまくった一日でした。
昼間はあれだけ気持ちがよかったのに、帰りは寒くて肩をすぼめて震えながら帰りました。
一日だと思っていたけど、本当は何ヶ月か経っちゃったんじゃあないのかなあ・・・と思うほど濃密な宿直明けの日でありました。















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